私は主にDOD2をプレイしていたんですが、契約とその代償について物凄く考えさせられて萌えたり燃えたりしました。凄いよ。
以下、私が特に気に入ってる部分だけ抜粋。
一応
DODに出てくるキャラと
DOD2に出てくるキャラとで色分けしておきます。
そういえば
共通して出てくるキャラもいたな。
ハンチ(ケルピーと契約 代償:魅力)
小さかった頃は『太陽の微笑み』と呼ばれるほどに愛らしかった彼女がなにゆえ契約しなければならなくなったか。それは溺れて死にかけたから。
死にたくない一心で契約を受け入れ、代償として魅力を失う。
魅力を失ってしまった彼女はそれまでと違う扱いを受けるようになるわけです。
魅力がないから蔑ろにされ、卑屈になっていく。
何を言っても、何をやっても、それは変わらないわけで。
死ぬ間際の
「どうしてこんな風になっちゃったんだろう」
「死にたくない」
という言葉も彼女の生い立ちというか、こういう背景を知ると物凄く重いものに聞こえてきます。
そもそも契約した状況が酷い。小さな子供が死を受け入れられるわけがないのに、契約することなく人として死ぬか契約して人ならざるものとして生きるかの選択を迫るなんて、ケルピーの性格は相当歪んでいると思う。
ヤハ(ノームと契約 代償:快楽)
男性ながら女性と見間違うほどの美しさを持ち、生きぬく道具として計画的に使ってきた人。
身体で成り上がっていってた(注:あくまでヤハは男です)人から快楽がなくなってしまえば、自分の身体を売る行為ってただの苦痛でしかないわけですよね。
しかも何もせずとも男がよってくるような美貌の持ち主。
契約してからは美貌に更に磨きがかかった…なんて。
本人にとってはきっつい話でしょうね。
そういう生き方しか出来なかったとはいえ、可哀想な話です。
ユーリック(死神と契約 代償:死)
軽い言動が多いユーリックですが、彼もまた重いものを背負ってます。
仲間を見捨てて逃げた後、死神と契約してしまった代償は、死。
死ぬことはないけれど、死の瞬間は味わえる。何度も、何度も。
死んだその瞬間に死神が身体に入りこんで生き返らせるから。
死神が身体に入り込むその瞬間に死神を殺さないと死ねない。
死の恐怖を幾度も味わいながらも生きていくのはとても怖いと思う。
セエレ(ゴーレムと契約 代償:時)
6歳の時に契約して時を失い、それから成長することなく時を過ごす人。
心も、身体も、周りから取り残されていくのはなんだか哀しい。
綺麗事満載な子供ゆえに結構嫌ってる人が多いみたいですが(弟もその一人なんですけども)嫌われるのが怖くて常に『良い子』の仮面を被るのはなんとなく自分に似てる気がして私は嫌いになれないです。
カイム(レッドドラゴン『アンヘル』と契約 代償:声)
彼も死ぬか契約かを選択しなければならなかった人ですが、ハンチとは異なりアンヘルに対してそれを突きつけます。自分も死ぬ間際だというのに。
元々は王子様のはずなんですが、国を滅ぼされてからは復讐の鬼。
怒りと憎しみしか心の中にないような、そんな感じ。
だからこそ死にたくなかったのだと思う。死ねば復讐なんてできないから。
DOD2でのアンヘルと共に灰となって消えて逝くシーンでは号泣しました。
アリオーシュ(サラマンダーおよびウンディーネと契約 代償:子宮)
自分の夫と子供を目の前で殺され精神が崩壊。子供に対して深い執着を見せ、子供を大量虐殺し、食べていたというなんかすさまじいエルフの奥さん。
子供を食べるということは自分の体内に入れて守る、という意味があったとか。
母親の子供への愛ってどのくらいのものなんだろう、と考えさせられた。
思い出しながら書いてみても、DODの世界観って深いと思う。
キャラの設定が凄く濃くて、色々と考えさせられる。
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