・忍足
氷帝の天才。色々器用にこなしてクールぶっているけど本当は不器用で優しい人。
千の技は努力の賜物で、心を閉ざすのは天才という二つ名や医者の息子という
肩書きだけを見て近寄ってくる人間を疎ましく思っているから。
誰にでも愛想良く柔らかい物腰で接する代わりに誰とも深く付き合わない。
仲良くなればそれなりに悪態も吐いて見せたり。結構負けず嫌い。
年頃の少年らしく家事はあまり得意ではない。特に料理。
末っ子気質の甘えたがりな部分があるがお兄ちゃんぶってみたいので甘やかすのも好き。
岳人にべたべたに甘いのは多分その所為。わかりにくい甘え方もよくしている。
気を許した人間以外への身体的接触はとても苦手。
イメージ的には軟らかい膜を自ら張っている爪を隠した優しい猛禽類。
・岳人
素直で裏表がない分扱いに困るタイプ。あからさまに意地っ張りで負けず嫌い。
自分に対する自信に溢れているようだが、虚勢を張ることで己を鼓舞しているだけ。
体格に恵まれていない分身軽な身体を活かしてアクロバティックなテニスをしようと
思い立つまでに結構葛藤していると思う。逃げじゃないと思えるようになるまで長かった。
恵まれていない体格はアクロバティックに必要であると共に根深いコンプレックス。
派手好きなのは真ん中っ子特有の取り残された感覚が強い所為の自己主張。
忍足に素直に甘えるには高いプライドが邪魔をしているので畢竟屈折した甘え方になる。
撫でたり叩いたり飛びついたりと他者へのスキンシップは比較的多め。
イメージ的には硝子の殻に覆われた好奇心旺盛で警戒心過多の小鳥。
・忍岳
周囲に関係は秘密。バレたら駆け落ちする。きっとする。
自分と正反対の相手にどうしようもなく惹かれあって今に至る。
二つに割れた魂が欠けたお互いを見つけあって一つに戻りたいというイメージ。
相手以外には見せない顔が山のようにあって、でもそれを口にするのはとても癪で。
硬質な殻で覆われた岳人を殻ごと忍足が軟らかい膜で包み込む感じが出したい。
世界は二人のためにある、ではなくて、二人だけの世界が欲しい。
でもテニスも愛してるから今のままでいいや、みたいな。
普段はテニスより相手の方が好きだけど、テニスコートではテニスの方が好き。
・仁王
先天的天才。そんな肩書きに惑わされるのが嫌で嘘で塗り固めている。
詐欺師という二つ名は自分でも意外と気に入ってそう。
何処でどんな演出をすれば最も効果的かを的確に把握して日常生活にも活用。
おそらくは真ん中っ子特有の寂しさが現れた故の詐欺師的行動。
自分を見て欲しいとかそういった類の主張が含まれてて、構ってくれる人が好き。
でも天才としての無意識的なプライドも高いのでなんとなく言動がS風味。
・柳生
後天的紳士。自分の子供っぽい部分を把握しており、自戒の意味も込めて紳士的。
優しい物腰だとか丁寧な言葉遣いは自分と周囲の認識を誤魔化すため。
長子特有の良い子ぶりっ子が周囲の期待に答えるうちに過剰になった所為かと。
理性では物事を割り切っているが本質的なところでは割り切れていない。
寂しい人を構えば自分も寂しくない、という打算的な己の優しさを自分でも厭うている。
良い子にしているからもっと愛して欲しいという強迫観念めいたものがある。
・28
周りには内緒。見つかったら心中しそうな二人。なんとなく。
方向性は違うけれども嘘と欺瞞で塗り固めてもっと愛して欲しい二人が出会って
必然的に引き寄せられた、というイメージ。多分最初は傷の舐め合いだったと思う。
お互い嘘吐きで寂しがり屋なので心情的にはべったり、肉体的にはあっさり。
好きな子を苛めたい仁王と苛められても良いから好きでいて欲しい柳生なスタンス。
2cmと2kgの差はお互いにコンプレックス。そうに決まってる。
仁王にとっては超えられない壁みたいで柳生にとっては可愛げのなさ、みたいな。
書いてる内に萌えてきたのは何故なんだろうな……。
木手凛とか跡→←ジロとかも好きです。こんな風に無駄に語ったりはしないけど。
バレンタイン更新の時、新しいパラレルも始めますー。
忍岳と28と木手凛です。それが終わったら跡→←ジロも混ざりそう。
でもパラレル終わらせる前に一人上手企画を終わらせます。ええ。
リクエストなさそうなんで忍岳と親蘭の混合というかそんなものを書くつもり。
というわけで携帯サイトには移行できない…な……ふ、ふふ…。
そんなこんなでしばらく携帯サイトの更新止まりそうです。
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